Snap Shot 33

フセイン大統領の極めて「情けない」映像が、繰り返し流されています。
「客観報道」とはほど遠い、恣意的、且つ、不愉快な映像です。
「世界」にとって、サダム・フセインがいかに極悪非道であったにせよ、仮にも一国の大統領、崇拝もされた首領のあのような姿を世界中に流せば、たとえ一部であるにしても、イラクの人々の自尊心を傷つけることになるでしょう。
もし、あれが、我が天皇であったならば、多くの日本人が悲しみ、怒りを露にすることでしょう。
今回もまた、お約束の「セットされた現実」が「もう一つの現実」に仕立て上げられて行きます。

_2003.12.17