視的生活
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西三国

三国本町

西三国

木村伊兵衛賞の発表がありました。
日本のシンディ・シャーマンというか若き森村泰昌というか、これを「セルフ・ポートレート」と呼んでいいかどうかはさておき、単純明快なテーマが評価されたのでしょうか。
実際に作品を見たわけではないので、コメントは避けたいと思います。
ただ、「撮影者」ではなく、「被写体」としての作者が受賞したような印象があり、少し驚いています。しかし、「匿名性」という写真の特質から言えば、革命的と言える受賞かも知れません。
「見てくれ」をテーマにしつつも、確実に「網膜的思考」からは逸脱した写真です。

_2004.3.4